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薬剤性胃潰瘍

急性の胃の病気というと、一般的にはストレス性やアルコール性の胃潰瘍など、ストレスやアルコールによるものがあります。しかし、飲んでいる薬の副作用によって起こるもの薬剤性胃潰瘍というものがあります。お年寄りだけに限ってみると、急に胃の痛みや吐血、下血などを訴えて病院へ来る患者さんの半数が薬の副作用によるものとされています。

胃に病変を起こす薬としては、抗生剤やステロイド剤などもありますが、全体の約7割を占めているのが非ステロイド系消炎鎮痛剤です。何故多いのかということですが、まず非常に幅広い疾患に使われているからです。この薬は炎症を抑え、痛みを鎮める作用があるため、腰痛や関節痛、リウマチ、神経痛、風の治療にまで使用されています。特に、市販の多くの鎮痛剤やかぜ薬にも入っており、ドラッグストアで手軽に手に入るというのも原因の一つです。また、お年よりは長期肉するを服用することが多い点も見逃せません。

お年寄りに限らず、全年齢層で使用されているため、若い人で、しかも短期間の服用でも用法を誤ると、胃に病変が起こりますから注意が必要です。非ステロイド性消炎鎮痛剤を服用するときは次のことに注意してください。

空腹時は胃酸がたくさん出るときで、胃をいためやすいので服用しない。水をたくさん飲むなど、薬が食道に停滞しないように気をつける。特に長期に服用する際には量を減らすなどの注意が必要です。

関連カテゴリー:消化器の疾患, 19:00
再発卵巣がんを適応に「ドキシル」が承認
再発卵巣がんを適応とした抗がん剤「ドキシル」が、厚労省に正式に承認されました。ドキシルはこれまでの抗がん剤と比べて副作用が少なく、約80か国で使用されています。

早期発見が難しい卵巣がんは、抗がん剤治療が有効とされていたものの、いわゆるドラッグラグの問題で日本国内では承認されていませんでした。

今回の承認決定は患者や家族が行ってきた草の根レベルでの署名活動などの賜物といえるでしょう。

関連カテゴリー:ニュース, 11:23
腎不全

腎不全は、腎臓の機能が低下し、体液の調節が正しく行われなくなった状態をいいます。進行して末期になると、内分泌機能にも異常がおこり、末梢神経や消化器系、心臓血管系など、全身にさまざまな症状が出てきますが、これらの症候群を尿毒症といいます。

急性の腎不全は、出血やショック状態に陥り血圧が急激に下がったため、腎臓に血液が流れなくなって起こる「腎前性急性腎不全」、急性の腎炎や腎盂腎炎などによって、一時的に腎臓の働きがなくなってしまう「腎性急性腎不全」、尿簡易化の尿路通過障害から起こる「腎後性急性腎不全」の3つに分けられます。

いずれも重要なのは、急激に尿量が減少し、重篤な症状を示す時期に、適切な治療を行うことです。対症療法だけでなく、乏尿が続く場合は人工透析も行われなければなりません。

慢性的に進行する腎臓の病気はすべて、慢性腎不全になる可能性がありますが、主な原因疾患は慢性腎炎糖尿病性腎症腎硬化症で、なかでも糖尿病性腎症はふえています。

慢性腎不全の治療は、まず食事療法と薬物療法ですが、それでも尿毒症の症状が取れないときは人工透析が必要となります。しかし、長期間の人工透析には合併症があるため、どうしても長期間の透析が必要となる若年層は、条件が整えば腎臓移植のほうがすすめられます。

関連カテゴリー:泌尿器の疾患, 21:57
気管支拡張症

気管支の壁が弱くなって拡張してしまう病気です。主な症状は膿性のたんが比較的多量に出ることで、血痰や喀血を伴うことがしばしばあります。特に気象時には、眠っている間にたまった痰が多量に出ます。しかし、症状の現れ方には程度によって差があり、ほとんど無症状ということも少なくありません。

喀血には、炎症を起こした部位から出血したもので、痰の中に線状の血液が混じる程度から、窒息を起こすほど多量に出るものまでいろいろあります。拡張した気管支にたんなどの分泌物がたまると、肺炎を繰り返しやすくなるほか、肺化膿症や肺気腫を併発して呼吸困難に陥ることがあります。

気管支拡張症の原因には、幼児期にかかった肺炎や百日ぜき、はしかがもとで、慢性的な経過をとった場合や、成人してから肺結核や肺炎、肺化膿症にかかり、それがもとで気管支に狭窄を起こし、気管支拡張症に移行するものがあります。

治療で大切なことは、まず痰の排出です。去痰剤の服用も行われますが、痰の出やすい体位をとって、咳払いをして自発的に痰を出すようにすることが大切です。体位性ドレナージといわれる方法で、5〜10分くらい時間をかけて、1日に2〜4回ほど行います。痰が喀出されて、呼吸が非常に楽になります。

毎日習慣付けて行うことが大切です。というものも、痰などの分泌物が気管支にためたままにしておくと、呼吸が苦しいばかりでなく、細菌などの感染症を非常に起こしやすくなるからです。

関連カテゴリー:呼吸器の疾患, 20:31
飛蚊症

目の前に糸くずやタバコの煙のようなものがユラユラが浮いているように見え、視線を動かすとそれらも一緒に追いかけてくる、いった自覚症状は飛蚊症(ひぶんしょう)特有のものです。

目の中には、硝子体と呼ばれる透明なゼリー状のものが詰まっていますが、。この部分に濁りが生じるて、その影が網膜に映ると、このような症状が現れるのです。

最初はうっとうしく感じるのですが、視界に見える糸くずの数が、それほど多くなければ徐々に慣れて気にならなくなるでしょう。このタイプの飛蚊症は生理現象の一つであり、放置していても特に問題ありません。
しかし「網膜剥離」「硝子体出血」「ぶどう膜炎」などの病気の前触れとして起こるものもあり注意が必要です。

飛蚊症の原因が病気によるものかどうかを、自己判断することはできません。そのほとんどは生理的なものですが、病的なものは、放置しておくと失明する可能性もあり大変危険です。上記のような症状があれば、専門医での診断をきちんと受けるようにしましょう。

関連カテゴリー:目の疾患, 17:30
IgA腎症

慢性糸球体腎炎症候群の一つで、原発性糸球体腎炎疾患患者の20〜30%を閉めている病気です。

体内に抗原が入ってくると抗体によってこれを排除するのが目的で、免疫の異常から不利な病的状態を引き起こしてしまうと「アレルギー」といいます。
抗体は、免疫グロブリン(Ig)といわれ、A、G、M、D、Eという5種類があります。そしてIgAの抗体は、血液中や粘膜の分泌液中に多くあって、粘膜からの異物の侵入を防いでいます。

IgA陣症は、抗原とIgA抗体の複合体が、糸球体に沈着して炎症を起こしたものと考えられます。

症状としては、血尿の持続と比較的軽いたんぱく尿が認められます。症状はそれほど重度のものは少なく、急に悪化するようなことは、めったにありません。発症年齢は、小児期には少なく、20代の成人が全体の過半数を占めています。

集団検診の際に、血尿が見つかることが多い病気です。血中IgA値の上昇が約50%にみられます。早期に発見し、食塩やたんぱく摂取量を制限した食事療法と、安静を保つことで、症状はかなり改善されます。

関連カテゴリー:泌尿器の疾患, 08:29