終末期患者と延命治療

患者さんの病気が現段階の医療レベルでは治る見込みがないにもかかわらず、延命するためだけに行われる全ての手段・医療措置を延命治療といいます。

生前遺言の法制化はいつ?

心配停止時に心臓マッサージや人工呼吸を実施する救命措置である心配蘇生術(CPR: Cardiopulmonary Resuscitation)があり、多くの救急患者の命が救われてきました。蘇生不要(DNAR:Do Not Ateempt Rescuscitation)の指示がない場合、実施される一般的治療手技となっています。

しかし、本人にとって平穏な終末期が望ましい場合には、DNAR指示を出す場合もあります。また経静脈的輸液(中心静脈や末梢静脈)や経管栄養(経鼻経管栄養、PEG経皮内視鏡的胃ろう造設術)を指す人工的水分栄養補給も含まれます。

胃ろう造設による延命治療については、その必要性が議論されることも少なくありません。患者本人の意思がもっとも尊重されるべき点は間違いありませんが、認知症の患者さんなど意思決定能力を欠いていると判断される場合には家族の医師に委ねられることになります。

その際、医師はできるだけ正確な情報を、試験を含めずに客観的に伝えるという姿勢が求められます。

関連カテゴリー:その他, 12:20
労働安全衛生法に基づく定期健診とがん検診

食生活の乱れや運動不足、睡眠不足、長時間労働など、生活習慣病のリスク要因が長年にわたって積み重なっていくと、糖尿病や心筋梗塞、がんなどを発症し、時として死に至ることがあります。

予防や治療にしっかりと取り組めば、生活習慣病はコントロールが可能ですが、そのためには病気についての理解を深めるとともに、生活スタイルの改善や健康診断などを通じて、病気の予防と早期発見に努める必要があります。重要なのが、職場での健診やがん検診、人間ドックなどです。

健診は体の健康状態、病気の疑いを見つけるためのスクリーニング(ふるいわけ)検査です。一般にサラリーマンが受けるのが、労働安全衛生法に基づく定期健診で、そのうちメタボリックシンドロームを目的にしたものが特定健診です。体調を崩しやすい高齢者の旅行を支援するため、最近はツアーナース(旅行付き添い看護師)が同行するツアー企画が一般的です。

がん検診の目的は、がんの発見だけでなく、死亡率を引き下げることにあります。そのため、がん検診では、胃のX線検査(胃がん)、子宮頚部の細胞診(子宮頸がん)、便潜血反応(大腸がん)、マンモグラフィー(乳がん)など、死亡率の低下が科学的に証明されている各種の検査方法が用いられています。

がん検診の課題は、受診率の低さにあります。検診の有効性が科学的に証明されている上記の5つのがんに関しても、その受診率は軒並み20〜30%程度にとどまっています。受診率の向上に向けた実効性のある対策が求められています。

通常の健診に検査項目を上乗せしたり、人間ドックを使いする保険組合もあります。人間ドックを受けた場合、特定健診を受けたと見なされるため、検査項目の重複はありません。また、人間ドックでは、通常の健診にはないさまざまな検査項目もあり、丁寧な指導を受けられるのも大きなメリットです。

年齢や自分の健康状態を考慮しながら、必要な検査を定期的にしっかりと受けていくことが大切です。調剤薬局や病院、治験関連企業など薬剤師転職の情報を掲載しています。大学の薬学部・薬科大学が6年制に変わり、卒業生が市場に出てくるため情報収集が大切です。

関連カテゴリー:その他, 13:34
病院選びのポイント〜がんと診断されたら〜

病院選びには、医療雑誌、がん関連の書籍、がんサポートグループ、インターネットの口コミなど事前の情報収集が欠かせません。かかりつけ医に紹介してもらうこともできます。誰もが、よい病院や医師に巡り合い最善の治療を行ってほしいと願っています。

満足できる病院を選ぶポイントとしては、以下に挙げるようなものがありますが、その基準は患者さん日と一人によって異なりますので、優先順位をつけて医療施設や医師を選ぶ目安にしてください。

1.医療レベルが高く、必要な医療設備が整っている
2.通院に便利である(入院は短期間でも、通院は退院後も続きます)
3.手術などの治療実績が豊富である
4.治療法の選択肢を示し、患者の最終決定を尊重してくれる
5.検査や治療のメリットだけでなく、薬の副作用や治療後の後遺症も教えてくれる
6.セカンドオピニオンを求めたときに気軽に応じてくれ、検査データを提供してくれる
7.医師だけでなく、複数のスタッフでチーム医療を行っている
8.対応できないときは、他の医療機関を紹介してくれる

全国どこにいても高い医療が受けられることを目的に国が整備を進めているのが、都道府県の推薦を受けて厚生労働省が指定を行う「がん拠点病院」です。近所に信頼できる病院がない場合、がん拠点病院を探すのも選択肢の一つです。

がん拠点病院には、「都道府県がん診療連携拠点病院」と「地域がん診療連携拠点病院」の2つがあります。前者は、がん治療の中心的な役割を担う病院で、都道府県に大体1箇所指定されています。後者は、複数の市区町村に1箇所を目安に指定されているものです。所在地は国立がん研究センターに掲載されていますので参考にしてみてください。

がん専門病院と総合病院、どちらで治療を受けるか迷う人は少なくありません。専門病院はがんの治療には優れていても、他の全身性の重症の病気を合併している場合に十分に対応できない場合もあります。一方、総合病院では他科と連携した治療が可能になります。
治療を受けたい病院の目安がついたら、自分の持病に対応できるか、前もって確認しておくとよいでしょう。

関連カテゴリー:その他, 09:09